私たちについて About
世界は、今より豊かにできる。The world can be better off today.
様々な原料やエネルギーに変わることのできる資源、アンモニア。
私たちが開発しているアンモニア生産技術では、
水と空気と電力さえあれば
山でも、島でも、荒野でも、アンモニアを作ることができます。
資源を持たない国が、資源を持つことができるように。
世界中のどこでも資源に困らない社会になるように。
より豊かで持続可能な社会を実現するために、
私たちはこれからもテクノロジーを追求していきます。
これまでのあゆみ Our Story
私たちは独創的な技術を活用することで環境・食糧問題にかかる人類課題を解決し、
持続可能な社会を実現していきます。
私たちのはじまり
私たちの挑戦は、東京科学大学(旧:東京工業大学)の細野秀雄栄誉教授をはじめとする教授陣の無機エレクトライドを中心とする材料群をアンモニア合成触媒として活用する革新的な研究から始まりました。
2017年4月、つばめBHB株式会社は、東京科学大学(旧:東京工業大学)で発見されたこの技術を活用することで、低温・低圧条件下で効率的にアンモニアを生産する分散型の小型~中型プラントの開発、社会実装を目指して設立されました。
この分散型プラント=オンサイトアンモニア合成システムは、従来の触媒を用いた大規模かつ一極集中型の「ハーバー・ボッシュ法(以下、HB法)」のアンモニア生産方法を変革するものです。
アンモニアの重要性
アンモニアは、私たちの生活に不可欠な要素です。アンモニアは肥料の主要成分で、農産物の成長に必要な窒素を提供します。これにより食糧生産が支えられ、世界中の人口を養うための食糧供給が確保されます。
しかし、世界の多くの地域では、アンモニア生産地点から離れるほど肥料が不足し、サプライチェーンが長くなることで費用も高くなります。
世界の食料課題
現在、世界では約7億3500万人、11人に1人が栄養不足に悩んでいます。地域別に見ると、アジアが最大4億3100万人と一番多く、人口に占める割合ではアフリカが最大20.5%と深刻です※1 。
また極度の貧困のなかで生きる人たちの約8割が農村部に暮らしています。多くの人が農業で生計を立てていますが、農作物を栽培できる時期が雨季の数ヵ月に限られていたり、雨水などの自然に頼った農業を行っていたりしており、農作物が天候に大きく左右され肥料の供給が不足し、生産コストが高騰しています。
これにより安定した収入も得られず、十分な食料を購入することができず、病院にも行けなくなる、子どもを学校へ行かせることをあきらめるなど、生活全般にも影響しています。※1 国連食糧農業機関(FAO)世界の食料安全保障と栄養の現状:2023年報告(2023年)
私たちの技術が世界を変える
私たちの技術は、この問題を解決する革新的な技術で、オンサイトアンモニア製造を促進することで、アンモニア生産の分散化を推進し、どの国でも効率的に肥料を生産することを可能にします。各国オンサイトにて肥料を製造することにより、肥料コストを低減し、栄養不足に苦しむ人々を減少させることができます。
この技術は作物の生産効率を大幅に向上させ、持続可能な農業の実現に貢献します。さらに、私たちの技術は環境問題にも大きな影響を与えます。肥料の効率的な生産と使用により、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会を築くための重要な一歩を踏み出すことができます。