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ZET-summit2025 登壇報告
- Publish :
- 2025.02.17
京都向日市にて最新の脱炭素テクノロジー研究とスタートアップ企業の取り組みを知ることができる「ZET-summit 2025」が開催され、当社マーケティング部門の内山が、食料安全保障、脱炭素に向けた当社の革新的なアンモニア生産システムについてピッチを行いました。

ピッチにて、東京科学大学の研究成果である「エレクトライド触媒」を、小型分散型アンモニアプラントに適用し、オンサイト型のアンモニア製造を世の中に提供するスタートアップ企業と紹介。更には、水素電解装置と窒素発生装置もパッケージで提案し、グリーンアンモニア生産も提唱していることを説明しました。また、従来、化石燃料を原料とし、高温高圧下で合成されているアンモニア合成について、エレクトライド触媒は低温低圧下での合成に適している旨を紹介。プラントのサイズを小型化することに適しているため、産油国に一極集中しているアンモニア生産、ひいては肥料生産地を分散化させ、輸送費用と輸送中の二酸化炭素の排出量削減に貢献できることを説明しました。グリーンアンモニアの製造を推進することで、アンモニア製造過程における二酸化炭素の排出量を削減することについてもピッチしました。

登壇後の感想・手ごたえについて:内山のコメント
興味深い講演やセッションが盛りだくさんで、YouTubeでの同時中継も行われました。特に、吉野彰氏(リチウムイオン二次電池開発で2019年にノーベル化学賞を受賞)と西脇隆俊京都府知事の対談が目玉のイベントであり、また、京都発のスタートアップだけでなく、脱炭素関連企業も一堂に会し、マッチングイベントなども行われました。
京都は、大学の研究から生まれた有数のスタートアップ企業を数多く擁し、その支援と誘致に力を入れています。この度、脱炭素をテーマに集まった企業の皆様も、脱炭素社会の実現に熱意をお持ちの企業ばかりで、将来的に弊社との間で何らかのシナジーが生まれることを期待しております。